[レポート] MOB202: AWSでモバイル・Webアプリを開発する #reinvent
MOB202-L - Leadership Session: Developing Mobile & Web Apps on AWS
re:Invent 2018にてセッション「Developing Mobile & Web Apps on AWS」を聴講したのでレポートします。
Do you wonder what AWS thinks about mobile development? In this session, learn the very latest about the many AWS services that web and mobile developers can leverage to make cloud-enabled development possible, and hear what might be in store for the future.
業界のトレンド
- 2,580億のダウンロード数
- 企業はネイティブアプリ・Webアプリでの80%以上の投資を期待
- 71.5%のJavaScriptの知名度の増加
- 4倍のGraphQLの知名度の増加
デベロッパーからの質問
- マルチプラットフォーム
- 設定、プロビジョニング、チームワークフローの集中化
- セキュア・スケーラブルなアプリ
- フロントエンド・バックエンドのビルド・テスト・デプロイ・ホストのツール
デベロッパーからの質問に対してのデリバリ
- この12ヶ月でローンチした新サービス・プロダクト
- AWS Amplifyのローンチ : OSSのJavaScriptライブラリ
- AWS AppSyncのローンチ : オフライン・リアルタイムデータ
- AWS AmplifyのIonic, Angular, Vueのサポート
- AWS AmplifyのCLIツールとUIコンポーネントの追加
- AWS AppSyncのGraphQL APIビルダー、HTTPデータソース、GraphQL Scalar Typeの追加
- iOS & Android SDK
デベロッパーの経験に連携させる
- Amplify Framework : OSSのクライアント向けフレームワーク
- Cloud Service : Amazon Cognito, AWS AppSync, Amazon Pinpoint
- Developer Tools : フロントエンド・バックエンドのビルド・テスト・デプロイ・ホストのツール
Amplify Framework
- フロントエンドデベロッパー向け
- iOS / Android をサポート
- React / React Native / Angular / Ionic / Vue
- カテゴリベースの機能の利用
- Auth, Analytics, API, ...
- React / React Native / Angular / Ionic向けUIコンポーネント
- 認証、写真ピッカー、チャットボットなどをサポート
- 即座にバックエンドサービスを立ち上げられるCLIツール
$ amplify add api
GraphQLのAPIを簡単に作成し、クライアントのコードを生成できます。
- Step1 : GraphQL Schemaの編集とプッシュ
- Step2 : アプリコードのコーディング
New! Multi-Environments Team Workflow
AWS Amplifyで複数の環境をチームで管理できるようになりました。
Cloud Services
- Core
- Auth
- Amazon Cognito
- API: Data
- AWS AppSync
- AWS Lambda
- Amazon DynamoDB
- Amazon Elasticsearch Service
- Amazon Aurora
- HTTP Data Source
- Analytics
- Amazon Pinpoint
- Amazon Kinesis
- Auth
- Experiences
- API
- Amazon API Gateway
- Storage
- Amazon S3
- Interactions
- Amazon Lex
- AR&VR
- Amazon Sumerian
- PubSub
- AWS IoT Core
- API
AWS AppSync
- リアルタイムコラボレーション
- オフライン&同期プログラミングモデル
- 複数データソース
- きめ細かいアクセスコントロール
AppSyncおよびGraphQLのメリット
- データのアグリゲーション
- クライアント定義型のデータ選択
- 通信帯域幅の最適化
- 高速なプロトタイピング
- 容易なAPIの進化
New : 新しいAppSyncの機能
- Pipeline Resolver
- Delta Sync
- Aurora Serverless Data Source (Beta)
AppSyncの事例
- aibo (Sony)
- cookpadTV (Cookpad)
Developer Tools
AWS Device Farmでアプリの品質を高める
- テストの自動化
- 実機へのリモートアクセス
- 実機でのリモートデバッグ
New : AWS Amplify Console
- グローバル対応
- 簡単なカスタムドメインセットアップ
- シンプルなCI/CDワークフロー
- Featureブランチ開発
- アトミックデプロイ
- パスワード保護
Ticketmaster事例
イベントのチケットを購入できるサービスであるTicketmasterでの活用事例です。s
なぜ使ったか?
- 5秒以下で動作
- 10万の年間イベント数 + 10億人のファン = 大規模データ
- リアルタイムでシート情報を更新 (年間5億シート)
- ビジョンはE2Eで総合的な単一のスキーマ
- 生産性までの時間
- 複雑さに取り組むコストを素晴らしい物を作成するコストに
どのように始めたか?
- REST APIだとフェッチ前後、クライアントサイドで複雑だった
- BFF(Backend for Frontend)でデータを変換
- BFFでデータを集約
- その後、BFFとREST APIをAppSyncに載せ替え
- 1箇所でデータを集約・変換
- 単一のリクエストで必要なデータを取得
GraphQLのビジョンをどのように達成するのか
- テクノロジー採用のカーブ
- GraphQLが小さいキャズムと大きいキャズムを乗り越えるために何が必要?
- イノベーターがGraphQLでAPIを作り始める
- アーリーアダプタは戦略的な飛躍を求める
- アーリーアダプタが疑問に対する問いを求める
- アーリーマジョリティは生産性の向上を求める実用主義者
- コラボレーションモデル
- 複数のチームでどのようにSchemaをコラボレーションすれば良いか?
- AppSync + サーバーレスモデルを採用する
- イベントドリブンなサーバーレスアーキテクチャ
- Subscriptionの活用
ウォークスルー
ChatQL
- ChatQLはリアルタイムでやり取りが行われるチャットアプリに最適
何が必要?何を使う?
- 開発
- ユーザー管理&認証
- Amazon Cognito User Pools
- リアルタイムAPI
- AWS AppSync
- SDKとツール
- Amplify Framework
- デプロイ
- 複数環境
- Amplify CLI
- ホスティング
- AWS Amplify Console
- CI / CD
- AWS Amplify Console
- アナリティクス
- Amazon Pinpoint
Amplify CLIによるセットアップ
amplify init
: 初期化amplify add auth
: Amazon Cognito User Poolsの追加amplify add analytics
: Amazon Pinpointのエンドポイントの作成amplify add api
: APIとデータのインフラをプロビジョニングamplify push
: AWS CloudFormationでデプロイ
GraphQL Transform
- スケーラブル・データドリブンなアプリを即座にビルド
- GraphQL SDLを使ったデータモデル、AWS CloudFormation Stackへの変換
- Powered by GraphQL directives
@model
/@auth
/@connection
/@versioned
/@searchable
まとめ
本セッションは通常のセッションと少し違う「リーダーシップセッション」ということで興味で聴講してみました。AWSのモバイルのGM (General Manager)が統括して話すセッションでしたので、新しく発表されたサービスも交えた考え方・方向性を把握することができ大変有意義でした。
AWSでモバイル向けのサービスを展開するには、これからはとにかく Amplify と AWS AppSync ですね。
AWS AppSync、個人的にはもっともっと活用したいので、今後のアップデートに注目していきたいと思います。